ガザへの想い 2


ガザは今日も晴れ渡っているのだろうか。

素晴らしい自然環境があり、
人々の暮らしがいつものように続き、
地中海の潮の香りが、あの頃のように仄かに漂っているのだろうか。

ガザの現在の苦境を知るからこそ、その本来の姿を想起する。
今起きていることが説明できないほどの不条理であるからこそ、
そこで受けた数々の人間の心の暖かさや美しさが蘇る。

多くの人たちがガザへ足を運んだことだろう。
この30年の間でさえ、さまざまな人たちがガザを訪れた。
ガザの人たちは、何かが変わると信じていた。
私たちは、何かが変わらないといけないと信じていた。
そして、状況を支配するものたちは、
何も変えてはいけないと信じていた。
あるいは、変える意思がなかった、というほうがより真実に近いのだろうか。

何も変わらないどころか、より酷い現実が、ある。
すぐにでも、戻りたいと熱望する。
しかし、今は冷静に考える。
わたしには、何かを変える力はない。
そして、多くのガザの人たちも、
もはやどんな未来も信じていない、かもしれない。

ガザの人たちほど、酷い状況に置かれている人間はいない。
ガザの人たちは、何のために生を費やしているのか。
私たちすべての罪を負わされているのか。
あってはいけないことが、現実に起き、
そしていつ終わるのか、さえわからない。

わたしが思索に耽っている間にも、
いまこの瞬間にも、
誰かが命を落としている。
それに対してわたしは何をなし得るのか。

なにも、ない。




少し前のガザの写真
まだ少しだけ、希望が感じられた頃。
彼らはどうしているだろうか・・・
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            Gaza, Palestine.

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by shmurat | 2017-06-29 11:29 | 写真日記 | Comments(0)